皆さんこんにちは、ヨシダ課長です(*^^*)
今回は高齢者向け自転車のおすすめや選び方、高齢者が自転車に乗るうえで気を付けることについて解説していきます。
近年、高齢ドライバーの免許返納の必要性がメディア等で大きく取り上げられるようになり、高齢者の「移動の問題」を解決することが必要となってきています。
自転車は高齢者におすすめの移動手段の一つですが、自動車と同じく事故に繋がる危険性も秘めています。高齢者が安全に乗れる自転車を選ぶことは、とても重要なことなのです。
高齢者が自転車を選ぶ際のポイントはいくつかあるため、そちらについてもご紹介していきながら、おすすめの自転車についても紹介していきます。
是非最後までご覧ください(^^)/
高齢者向け自転車の選び方 4つのポイント
高齢者が自転車を選ぶ際のポイントは、大きく分けて4つあります。
転倒防止機能が付いた自転車を選ぶ
まず一つ目は、「転びにくい」自転車を選ぶことです。
高齢者は加齢とともに身体機能やバランス感覚・反射神経が衰えてきます。
力が弱まり自転車のコントロールやバランスをとることが難しくなります。それによって転びやすくなってしまい、転んだ際の受け身も遅れて大けがに繋がりやすくなってしまうのです。
そのため、ふらつきにくく比較的弱い力でもコントロールしやすい自転車を選ぶことが重要です。
低重心タイプの軽量な自転車を選べば、ふらつきが少なく高齢者でも扱いやすいです。
また、タイヤサイズが小さい自転車を選んだ方が、漕ぎ出しや停車時のふらつきは少なくなり高齢者でも転びにくくなるメリットがあります。
乗り降りが楽な「低床フレーム」の自転車を選ぶ
二つ目が、乗り降りが楽な自転車を選ぶことです。
高齢になって足腰が弱まってくると、自転車にまたがる際足を挙げることが困難になってきます。
無理してまたがろうとすることで転倒のリスクも増えてしまうため、高齢者でも乗り降りが楽に行える自転車を選ぶことが重要となってきます。
「低床フレーム」の自転車を選べば、高齢者でも比較的乗り降りが楽になります。
「低床フレーム」の自転車とは、またぐ部分のフレームが低く設計されている自転車のことです。
またぐ部分のフレームが低くなっていることにより、比較的足を大きく上げる必要が無くなり、足が地面につきやすくなることで乗り降りのしやすさと安定性を高めることができます。
買い物かごが付いた自転車を選ぶ
3つ目が「買い物かご」が付いた自転車を選ぶということです。
高齢者が自転車を使う目的として、「買い物」を挙げる方も多いと思います。
買い物に行くための移動手段として自転車を使用するのであれば、買い物かごが付いた自転車を選ぶことは必須です。
当たり前の話だと思う方がいるかもしれませんが、案外忘れて自転車を選んでしまう方もいらっしゃいますので、注意してください。
また、自転車についている買い物かごは大きさや形状が異なります。
小さいかごだと買い物には向かない場合もありますので、一回の買い物量が入るかごかどうかをしっかり判断して選ぶことが重要となってきます。
できるだけ軽いものを選ぶ
最後4つ目はこちら、できるだけ軽い自転車を選ぶことです。
高齢者が自転車を使用する行動範囲が平坦な道が多ければ良いのですが、上り坂を上がっていかなければならない場合、高齢者が自転車をこいで登っていくのが困難な場合があります。
自転車から降りて押しながら登っていく際には、やはり軽量な自転車でないと高齢者には扱いずらいです。
そのため、できるだけ軽量な自転車を選ぶことが重要となってきます。
「三輪」自転車が高齢者におすすめな理由
三輪自転車とはその名の通り、タイヤが3つついた自転車のことです。
走行の安定性を高めたり、足つきも良く転倒しにくい設計のものが多いタイプの自転車となっているため、高齢者が扱うのに適しています。
また、買い物かごの積載スペースが多いことも三輪自転車のメリットの一つです。
買い物などの利用用途に適しています。
三輪自転車には「後二輪」「前二輪(スイング式)」「前二輪(固定式)」と異なる種類のものがあります。それぞれ特徴があるため、この後解説していきます。
後二輪の自転者
左右への振り子運動により、曲がる際は車体を傾けて曲がる仕組みになっている自転車です。
安定性を高めながら、軽快なハンドル操作を実現しています。
体重移動がしやすく、カーブなども曲がりやすいです
通常の二輪自転車の操作性と似ているため、操作しやすいのが特徴です。
二輪自転車の運転に慣れている方にはおすすめですね(*^^*)
前二輪の自転車「スイング式」
後ろではなく前にタイヤが二つ付いた「前二輪」タイプの自転車もあります。
「スイング式」は通常の二輪自転車に似た操作性で、二輪自転車に乗りなれている方には操作しやすいタイプとなっています。
低速走行でも安定性を高めることができ、ふらつきによる転倒が不安な高齢者にはおすすめのタイプの自転車となっています。
段差の乗り越えも楽に行えます(*^^*)
前二輪の自転車「固定式」
固定式とは、車体が傾かない設計の自転車のことです。
曲がる際は曲がりたい方向にハンドルを切ることで曲がることができます。
ハンドルのふらつきが少なく、左右のがたつきもないため、二輪自転車やスイング式の三輪自転車のふらつきでも心配だという高齢者にはおすすめの設計となっています。
このタイプの自転車には停止した際に自立するものもあります。
自転車での移動中に近所の友人や知人に会った時も停止して自転車に座りながらお話しすることも可能です。
電動アシスト付き自転車が高齢者におすすめな理由
身体機能が衰えてきて足腰も弱くなってくる高齢者にとって、電動アシスト付きの自転車を選ぶことはおすすめです(^^)/
高齢者には電動アシスト付き自転車がおすすめな理由
「電動アシスト付き自転車」とは、ペダルをこぐ際にモーターが動きこぐ力を補助(アシスト)してくれる機能が付いた自転車のことです。
足腰が弱まってくる高齢者にとってはありがたい機能ですよね。
このモーターの力で上り坂でも楽にスイスイ登っていくことも可能です。
坂道が多い地域に住んでいる高齢者にとっては心強い機能です。
電動アシスト付き自転車は漕ぎ出しのタイミングからその効果を実感することができます。
高齢者が自転車に乗る際、速度が低下する漕ぎ出しのタイミングでのふらつき・転倒が多いですが、走行が安定するスピードまですぐに持っていくことができるため安定性も高まります。
高齢者に最もおすすめなのは電動アシスト付きの三輪自転車!
上で解説した三輪自転車に、電動アシスト機能が付いたタイプの自転車もあります。
安定性を高めながら、高齢者でも楽に走行することができるため非常におすすめの自転車となっています。
その分値段は高く感じるかもしれませんが、車に代わって安全に高齢者の足の確保ができると考えれば費用対効果は高い買い物と考えることもできますよね(^^)/
高齢者向け自転車のおすすめ厳選4選!
それでは、実際に高齢者におすすめの自転車をご紹介していきます!
パナソニック ビビ ライフ BE-ELR834 V:USブルー
後二輪タイプの電動アシスト付き三輪自転車です。
スイング式で二輪車に近い操作性の扱いやすいタイプですね。
完全組み立て・整備された状態で発送されるため、面倒な組み立て作業も必要ありません。
ブリジストン フロンティアラクットワゴン RW0B42
こちらも後二輪タイプの電動アシスト付き三輪自転車です。
前と後ろ両方に買い物かごがついており、買い物にも最適です(^^)/
フロンティアラクットワゴン RW0B42 電動アシスト自転車 三輪車 父の日 20インチ 16インチ 内装3段変速 ブリヂストン BRIDGESTONE シニア
シニア向け三輪サイクル【こげーるlively 三輪】
電動アシスト機能が付いていない、後二輪の三輪自転車です。
ペダルが軽く、こぎやすくなる「こげーる」独自の工夫がされています。
電動アシスト付きだと高くて買えないけど、なるべく楽でふらつきにくい自転車の購入を考えている方にはおすすめです(^^)/
シニア向け三輪サイクル【こげーるlively 三輪】 サギサカ 自転車 高齢者 こげーるneo203こげーるneo II 203
高齢者におすすめの二輪タイプの自転車です(^^)/
低重心でまたぎやすく、可能な限りこぐ負担を軽減した高齢者向けの自転車となっています。
電動アシスト機能や三輪車など価格が高くて手が届かないけど、できるだけ楽で安全な自転車を考えている方におススメです。
サギサカ 自転車 こげーるneo II 203 20型 3段変速 アルミフレーム cogelu-9034 アースベージュ 組立済み 完成車【送料無料】【KK9N0D18P】高齢向けの安い自転車を購入する方法
ここまで高齢者が安全に自転車を使用するための「電動アシスト」機能や「三輪」タイプの自転車について紹介してきましたが、これらの自転車は通常の二輪タイプの自転車に比べてかなり高価になってきます。
なるべく安く高機能な自転車を購入したいと考える方に向けて、少しでも出費を低く抑える方法について解説していきます。
中古で「激安」の自転車が見つかることも
中古の自転車を購入する方法であれば、通常の販売料金よりも安く自転車を購入できます。
自宅近くのリサイクルショップや中古の取り扱いもある自転車屋さんに足を運び現物を直接見て購入する方法や、メルカリなどのフリマアプリ、中古の自転車を取り扱っているインターネットショッピングサイトで購入する方法があります。
注意しなければならないのが、電動アシスト付き自転車のバッテリーは使用とともに消耗するということです。これは自転車に限らずいえることですが、中古で買う場合は安くはなりますが、品質面で後に後悔しないよう慎重に購入しないといけません。
自治体による補助が出る場合もある
高齢者の場合、条件を満たすことで自転車の購入時に割引が受けられる自治体があるようです。
筆者の住んでいる地域についても調べてみたのですが、残念ながら高齢者に対する自転車の購入補助事業は現段階では実施していませんでした。
補助の金額や補助が受けられる条件については自治体によって様々ですが、実施している自治体のなかには
・自治体が認定した地域内の自転車屋さんで購入すること
・自治体が実施する自転車安全講習を受講すること
・運転免許を自主返納していること
などといった条件を設けている地域もありました。
また、金額面についてもみていくと、ある自治体の例では上限を3万円に自転車購入費用の3分の1の金額を補助しているところもありました。
結構大きい金額ですよね( ゚Д゚)
ご自身の住んでいる自治体でこういった補助制度がないか確認することをおすすめします(^^)/
よくあるQ&A
高齢者が自転車を選ぶ際のよくある質問についてまとめました
Q1 三輪自転車は高齢者にとって危険と聞いたが本当?
A.三輪自転車は「スイング式」と呼ばれる操作方法を採用しているものがあります。
カーブを曲がる際に車体を傾けて曲がる必要があるため、二輪の自転車に慣れている方にとっては スムーズに操作に慣れるといわれていますが、独特の操作感があるため人によっては運転しにくいという方もいらっしゃいます。
問題なく運転できるか確認するために、購入の前に実際に試乗してみるのがおすすめです。
Q2 自転車の高齢者に適したサイズはどれくらい?
A.一般的なママチャリのタイヤサイズは26インチですが、高齢者が乗る自転車は20インチの大きさのものがおすすめです(^^)/
タイヤが小さいことで重心も低くなり安定性が増すのと、軽量になることで力の弱い高齢者でも扱いやすくなるからです。
まとめ:電動アシスト好き三輪自転車が高齢者にはおすすめ!
今回は、高齢者が自転車を選ぶうえでのポイントや、高齢者におすすめの自転車についてご紹介しました(^^)/
結論をまとめると、予算が許すのであれば電動アシスト付きの三輪タイプの自転車を購入することが最もおすすめです!
「楽に、安全に」高齢者が移動できるようになると思います。
自身の体の状態に合った自転車を選んで、高齢者の移動の問題を解決しましょう!!(*^^*)
また、別の記事では高齢者の移動の問題を別の視点から解決するため、「高齢者がタクシーを利用する際の割引」についても紹介しています。
興味がありましたら、ぜひこちらもご覧ください(^^)/
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