今回は高齢者の方、もしくは高齢のご家族を見守る方向けの記事です。
高齢者の方の「爪」のケアについて、悩まれたことはありませんか?
高齢者の爪は若年世代に比べて分厚く硬い特徴があるため、同じ感覚でケアをしようとするとやりづらかったりうまくケアできない場合もあります。
今回は高齢者の爪切りをする際の注意点やおすすめの爪切りの商品、高齢者が利用できる爪切りのサービスについてご紹介します。
この記事を最後まで読めば高齢者の爪のケアについて正しい知識が身につき、高齢者の爪のケアに適切な爪切りが見つかります。
高齢者の爪切りは注意が必要!
高齢者の爪のケアは重要です。
爪切りをせずに放置してしまう高齢者も多いですが、長い期間放置してしまうと最近が繁殖しやすくなってしまい不衛生な状態が続いてしまいます。
一方で、若年世代と比較して高齢者の爪は分厚く硬い特徴があるため、適切な爪のケアをすることが難しくなってきます。
高齢者の爪の特徴に合った爪切り等の爪のケア用品を選ぶことは、適切な爪のケアに繋がります。
今回の記事を参考に、自分の爪の特徴を把握し、自分に合った爪のケア用品を選びましょう!
知っていますか?爪切りの種類
爪切りにはいくつか種類があることをご存知でしょうか?
爪切りの種類を把握することで初めて、自分に合った爪切りを選ぶことができるようになります。
爪切りには以下の4つの種類があります。
- グリップ型
- ニッパー型
- ハサミ型
- 電動爪やすり
爪切りにはそれぞれ種類があり、爪の特徴によって適した爪切りは変わってきます。
冒頭でも解説したように、高齢者の爪は硬くて分厚い特徴があります。
分厚くて硬い爪にはニッパー型やグリップ型が適していますが、衝撃に弱く割れやすい爪の方にはハサミ型の爪切りがおすすめです。
自分の爪の特徴をしっかりと把握し、適切な爪切りを選びましょう。
グリップ型
恐らく皆さんが最も日常的に目にしているタイプの爪切りがこの「グリップ型」の爪切りです。
グリップ型の爪切りは製品の数が非常に多く、ドラッグストアや百貨店、百円ショップやコンビニなどで置いてあります。
普段使う自宅用でも、この「グリップ型」を使用している方が多くいらっしゃいます。
てこの原理を利用して、弱い力でも簡単に爪を切ることができますが、切る際の衝撃が強く、爪に負担がかかってしまう一面もあります。
二枚爪や爪割れの原因にもなってしまうため、使用する際は注意しましょう。
ニッパー型
ニッパー型の爪切りは工具のような使い方で細かく爪を切ることができます。
使い慣れてない方にとっては扱いが難しく感じるかもしれませんが、慣れてきたら最もイメージ通りに爪のケアができるタイプです。
ネイルサロン等の爪のケアを専門とするお店でも、このニッパー型の爪切りが使われることも多くあります。
爪への負担が少なく爪をカットすることができたり、硬い爪でもカットしやすい特徴があるため、高齢者の爪ケアにもおすすめです。
ただし、グリップ型と違い刃先がむき出しになっているため、扱いにより気を付ける必要があります。
ハサミ型
あまり見たことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、ハサミ型の爪切りというのも存在します。
ハサミ型は、爪が薄くて柔らかい赤ちゃんや、衝撃に弱くすぐに割れてしまうような性質の爪の方のケアに適したタイプの爪切りです。
そのため、硬い爪の方には適さない場合が多いです。
また、ハサミ型の爪切りは切り口が直線的になってしまうため、爪やすりなどを使用して形状を整えることをおすすめします。
高齢者には「電動爪やすり」もおすすめ!
最近増えてきているのが、「電動爪やすり」です。
つめやすりは通常爪切りと一体となっている場合が多いですが、この電動爪やすりは「爪を整えること」に特化した単体の商品です。
力を入れずに簡単に、爪の長さや形状を整えることができます。
削る速度や削り方も調整できるものも多く、高齢者の硬くて分厚い爪や巻き爪のケアにも適しているといえるでしょう。
通称の爪切りと併用して使うのがおすすめです。
高齢者向けの爪切り・電動爪やすりのおすすめをご紹介!
ここからは実際に、高齢者向けのおすすめの爪切りや電動爪やすりの商品をご紹介します。
高齢者のための厚い爪または陥入爪のための足指の爪切り
匠の爪切り
VIOLUS 電動爪切り 電動爪削り器
電動爪削り Nケア
爪切り ニッパー 巻き爪 硬い爪 ネイルケア 肥厚爪 ステンレス製 ニッパー
足専用 爪切り ヤスリ&カバー付
台付き爪切り3(木製)【UC-353/高齢者・障害者用向け自助具】
高齢者が利用できる爪切りサービス
ここまで、高齢者自身やご家族で少しでも安全に・簡単に爪切りが行えるような情報をお話ししてきましたが、どうしても自分たちで行うことが難しい場合はサービスを利用する方法があります。
訪問ヘルパーなどの介護サービスを使う方法が最も身近ですが、注意しなければならないのは介護職は爪切りをできる場合とできない場合があるということです。
介護職による爪切りが認められるのは以下のような条件の方のみです。
- 爪そのものに異常がない
- 爪の周囲の皮膚にも炎症や化膿がない
- 糖尿病のように専門的な管理の無い人
このような条件を満たさない爪の状態の方は、介護職による爪切りのサービスを受けられませんのでご注意ください。
また、この他にも民間で高齢者の訪問爪切りに特化したサービス主体もあるようです。
興味があれば、調べてみるのも良いと思います(^^)/
まとめ:高齢者向けの爪切りとは?
今回は、高齢者の爪を切る際の注意点や、おすすめの爪切り・電動爪やすりの商品をご紹介しました。
高齢者の爪は加齢に伴い性質が変わってきてしまい、爪のケアも難しくなってきます。
だからといって放置していると、衛生的な問題にも繋がってきます。
高齢者にとって爪のケアはとても重要です。
今回の記事を参考に、自分たちでも簡単にできる爪切りの方法や爪切りの商品を見つけ、より安全に爪のケアを行いましょう。
コメント