リハビリシューズ(介護用靴)は、高齢者や障害のある方々の日常生活をサポートする重要なアイテムです。しかしいざ購入を検討する際は、どのようなリハビリシューズを選ぶべきか、どこで買えるのかなどさまざまな疑問を感じる方も少なくないはず。
そこで今回は、リハビリシューズを選ぶ際のポイントや、人気のあるおすすめの商品を紹介します。安全で快適なリハビリシューズを選ぶことは、自立した生活に繋がり、アクティブ・ライフを送る重要なカギとなるでしょう。
本記事を参考に選び方や特徴をしっかり理解し、足元の健康の維持に役立ててくださいね。
リハビリシューズ(介護用靴)とはどんな靴?普通の靴との違いを解説

リハビリシューズ(介護用靴)は、一般的な靴と比較して、特に安全性・サポート・快適さに重点を置いた設計が特徴のシューズです。
滑りにくいソール、安定したかかと部分など、足をしっかり支えるための様々な機能を持ち、着脱が容易なデザイン(マジックテープや広い開口部など)を採用しています。さらに、リハビリシューズは圧力点を避け、むくみや変形した足にもフィットする柔らかい素材を使用している製品が多く、特定の健康状態(例えば糖尿病の足の問題や関節リウマチ)にも対応可能。
これに対して、一般的な靴はファッションやトレンドに合わせたスタイルに重点を置いており、必ずしも特定の健康状態や足の問題に対応しているわけではありません。そのため、リハビリシューズはとくに介護が必要な方やリハビリ中の方にとって、歩行の安全性を高め、日常生活の質を向上させる重要なアイテムといえるでしょう。
リハビリシューズ(介護用靴)の特徴・高齢者が使うメリットとは?

上で解説したように、リハビリシューズまたは介護用靴は、とくに高齢者や身体機能に制限を持つ方々のために設計された靴です。そのため、安全性・快適性・そして機能性を重視して以下のように作られています。
- 滑りにくいソール: 事故を防ぐため、滑りにくい素材を使用
- 広い開口部とマジックテープ: 脱ぎ履きが簡単で、足の形に合わせて調整可能
- 軽量設計: 長時間履いても疲れにくい設計
- サポート性の高いインソール: 足のアーチを支え、歩行時の負担を軽減
- 広いつま先のスペース: 足指が自然に動かせるよう設計
上記のリハビリシューズの特徴を踏まえ、高齢者がリハビリシューズを使用するメリットは以下のとおりです。
- 転倒予防: 加齢により足の筋肉が衰えた高齢者の転倒を予防できる
- 快適性の向上: 変形した高齢者の足の形にも柔軟に対応、長時間の使用でも快適
- 自立支援: 脱ぎ履きが容易なので、自分で靴の着脱が可能
- 足の健康維持: 適切なサポート機能により、足の疲れや痛みを軽減。
- リハビリ効果: 足の状態に応じた適切な靴を履くことで、歩行訓練やリハビリにも役立つ。
上記のように、リハビリシューズは高齢者の生活をより安全で快適なものにし、日々の活動をサポートします。歩行に不安がある方や、足の健康を気にする高齢者にとって、適切なリハビリシューズの選択は非常に重要といえるでしょう。
リハビリシューズ(介護用靴)の選び方のポイントを紹介!
ここでは、リハビリシューズ(介護用靴)の選び方のポイントを紹介します。
以下の解説を参考に、自身の足の状態や歩行機能と照らし合わせて、必要な機能が備わったリハビリシューズを選びましょう。
つま先部分が上がった設計のものを選ぼう!

つま先が上がったリハビリシューズを選ぶべき理由は、おもに歩行の安全性と快適性の向上にあります。
つま先部分が上がったデザインのリハビリシューズは、足を前に出す際のつまずきを防ぎ、スムーズな歩行をサポートすることが可能。また、足の甲を自然な位置に保ち、筋肉の負担を軽減するため、長時間の歩行でも疲れにくくなります。
リハビリ中の高齢者や歩行に不安のある方にとっては、転倒のリスクを減らし、より安全で快適な歩行を可能にする非常に重要な要素といえるでしょう。
足の形に合わせて調整できるものを選ぼう!

リハビリシューズを選ぶ際は、足の形に合わせて調整できるものを選ぶことが重要です。
足の形や状態に何らかの問題が発生している方にとっては、自身の足の形にフィットしたシューズが必要です。靴を履いた際の足の痛みや不快感、圧迫感を軽減することで、症状の悪化を防ぐことができます。
たとえば外反母趾の方であれば、足先の骨の部分にゆとりを持たせられるワイドサイズのリハビリシューズがおすすめ。このように、自身の足の形にフィットした製品を選択し、症状の悪化を効果的に予防しましょう。
室内用・室外用など利用シーンに合わせて適切なものを選ぼう!

リハビリシューズを選ぶ際は、屋内用と屋外用に分けて考えることが大切です。それぞれの環境に最適な機能を持つシューズを選ぶことで、リハビリ効果の最大化と安全性の確保が可能となります。
屋内で使用するシューズは、柔らかく軽量な素材で作られているものが適切です。これにより、長時間履いていても快適で、足の疲れを軽減できます。また、屋内の床を保護するために、靴底が傷をつけにくい素材であることも重要です。履きやすさを考慮して、脱ぎ履きしやすいデザインのシューズを選ぶのも良いでしょう。さらに、滑りにくい加工が施されている靴を選ぶことで、室内での転倒リスクを減らすこともできます。
一方、屋外用シューズでは、異なる地形や天候に対応できる機能性が求められます。道路の凹凸に対応し、衝撃を和らげるために、適度に厚みのあるソールが望ましいでしょう。ただし、ソールが過度に厚いと歩行が困難になるため、バランスを考慮する必要があります。また、急な気象変化にも対応できるよう、撥水性能の高いシューズを選ぶことも大切です。
このように、使用環境に合わせて適切なリハビリシューズを選ぶことで、安全かつ効果的にリハビリをサポートし、快適性を確保できます。
脱ぎ履きしやすいものを選ぼう!

リハビリシューズを選ぶ際は、脱ぎ履きしやすいものを選びましょう。
高齢者はしばしば関節が硬くなり、膝を曲げたり腰をかがめて靴を履くことが困難になります。脱ぎ履きが簡単なリハビリシューズを選択することで、このような負担を減らせるでしょう。
また、高齢者は加齢によってバランス感覚が低下するケースも。煩わしい靴ひもや複雑な留め具は、脱ぎ履きの際の転倒のリスクを高める恐れがあります。簡単に履けるリハビリシューズであれば、このようなリスクを抑えられるはずです。
リハビリシューズ(介護用靴)はどこで売ってる?

リハビリシューズ(介護用靴)の購入を検討する場合、どこで購入するか悩む方も多いのではないでしょうか。
リハビリシューズ(介護用靴)を実店舗で購入する場合、以下のような選択肢が挙げられます。
- 靴流通センター、abcマートなどの靴屋さん
- イオンモールなどのショッピングモール
- 三越、松坂屋などのデパート
- 接骨院、整体など
リハビリシューズは実店舗以外にも、インターネットのオンラインショップで購入が可能です。
複数の選択肢から商品の特徴や購入者のレビューなどの情報が簡単に確認できるため、おすすめの購入方法といえるでしょう。
リハビリシューズ(介護用靴)のおすすめを紹介!

ここでは、大手ショッピングサイトのAmazonや楽天市場などで購入できるリハビリシューズのおすすめを紹介します。
【メンズ向け】リハビリシューズ(介護用靴)のおすすめ
ここでは、メンズ向けのリハビリシューズのおすすめを紹介します。
快歩主義 介護シューズ

つまずきにくく、歩きやすい設計の男性用介護シューズです。
ベルトタイプの面ファスナーを採用しており、脱ぎ履きが簡単。
アシックス ライフウォーカー

アシックスが独自に設計した、歩きやすいソール(靴底)を採用。
メッシュ素材で通気性に優れ、スポーティなデザインが特徴的です。
【レディース向け】リハビリシューズ(介護用靴)のおすすめ
ここでは、レディース向けのリハビリシューズのおすすめを紹介します。
ムーンスター 大人の上履き

軽くて滑りにくい、通気性に優れた介護シューズです。
室内用のため、介護施設や入院中・室内でのリハビリ時に活躍するでしょう。
快歩主義 L011

安定性・衝撃吸収力にこだわった女性用のリハビリシューズです。
躓きにくい設計で、転倒予防にも効果が期待できます。
【おしゃれさを重視する人向け】リハビリシューズ(介護用靴)のおすすめ
ここでは、おしゃれさを重視する人向けにリハビリシューズのおすすめを紹介します。
見た目がよいものを厳選して紹介するので、プレゼントにも最適ですよ。
おしゃれな介護シューズ
メンズ向けのおしゃれな介護シューズです。
足の甲部分が大きく開き、脱ぎ履きも楽におこなえます。
介護シューズ 室外 あゆみ

靴族の接地面が広く、つま先部分が上がっているため、滑りにくくつまづきにくい介護シューズです。
淡いカラーバリエーションで女性に人気。プレゼントにもおすすめです。
リハビリシューズ以外の高齢者が履きやすい靴を探す方はこちらもチェック!
別の記事では、高齢者が履きやすい靴や、転びにくい靴のおすすめをまとめて紹介しています。
興味がある方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
まとめ:足のトラブルで悩む方はリハビリシューズを履いてみましょう
今回は、リハビリシューズのおすすめ商品の紹介や、高齢者が選ぶ際のポイントなどを中心に解説しました。
リハビリシューズは、足の形や歩行能力に問題を抱える方の日常生活をサポートできる優れた補助アイテムです。
リハビリシューズを知らないかった方も、ぜひ本記事の内容を参考に、足元から健康を作り出してください。
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