孫育てとは、その名の通り祖父母が孫の子育てに参加することです。多くの場合、パパ・ママのサポートをする形で、孫の面倒を見る際に使われます。
家庭の状況によっては、孫が誕生してすぐに孫育ての必要が生じるケースも多いでしょう。しかし、高齢となり体力的に孫の面倒を見れるか不安という声や、自身の子育て経験を忘れてしまっており心配という声も少なくありません。
そこで今回は、孫育ての負担を軽減できるおすすめのグッズを紹介します。上手に活用することで、おじいちゃん・おばあちゃんの孫育ての負担を少なくできるため、ぜひ参考にしてください。
祖父母が孫を育てる「孫育て」とは?

「孫育て」という言葉に馴染みがない方も多いため、はじめに言葉の定義から解説します。
孫育てとは、親に代わり祖父母が孫の世話をする際に使用される言葉です。おもに共働き世帯やひとり親が子育てをおこなう際に、サポートとして孫育てがおこなわれます。
家庭の状況により孫育てが必要となるケースは非常に多く、心強いサポートといえるでしょう。しかしその反面、孫育てがトラブルの種となるケースも存在します。通常の子育てとは注意すべきポイントも異なるため、孫育てを行う際はこれらのポイントを事前に理解しておくことが重要です。
「孫育て」が必要となるケース

ここでは、「孫育て」が必要となるケースを紹介します。「孫育て」が必要となるケースとして、以下のような状況が考えられます。
- 共働き世帯で、親がなかなか仕事の休みが取れない場合
- ひとり親の場合で、ワンオペ子育てが不安な場合
- 親が買い物などの用事で外出しなければいけない場合
- ママが出産後の検診などで病院に行かなくてはいけない場合
- 里帰り出産をしている場合
孫育てが必要な状況はさまざまですが、上記のような場合で孫の面倒を見てほしいと頼まれるケースが多いでしょう。
特にひとり親や共働き世帯で育休の取得が難しい場合など、親だけで子育てをおこなうことが難しい場合には、孫育てによるサポートが多くおこなわれているようです。
「孫育て」によるメリットは?
孫育てをおこなうことで、多くのメリットが考えられます。
ここでは、祖父母にとっての孫育てのメリットと、親や子どもにとっての孫育てのメリットに分けて考えていきましょう。
祖父母にとっての「孫育て」をおこなうメリット

祖父母にとっての「孫育て」をおこなうメリットは以下のとおりです。
- 気兼ねなく孫を可愛がれる
- 孫と接する時間が増える
- 家族間の関係性がよくなる
- フレイル予防(介護予防)につながる
- 認知症の予防につながる
孫育ては祖父母にとってもメリットがたくさん。親の子育てのサポートという名目で、気兼ねなく孫と接することができます。孫にたくさん会いたいけれど、面倒がられるのが怖いと気を遣うおじいちゃん・おばあちゃんにとっては、非常に大きなメリットとなるでしょう。
一方で、孫育ては自身の介護予防や認知症の予防に繋がるメリットも考えられます。介護予防やフレイル予防には、日々の運動習慣が重要です。孫育てでは、ある程度の体力が求められます。普段なかなか体を動かす機会が少ないおじいちゃん・おばあちゃんでも、孫育てで体を動かすことは、運動機能の維持・向上につながるでしょう。
親や子どもにとっての「孫育て」をしてもらうメリット

一方で、親や子どもの視点に立った「孫育て」をしてもらうメリットは以下のとおりです。
- 子育ての負担が軽減される
- 自分の時間が確保できる
- 買い物や病院受診などの外出がひとりでできる
- 経験方法な親に子育ての手技を教えてもらえる
- 親孝行のひとつの形になる
親や子どもにとっての「孫育て」をしてもらう最大のメリットは、子育ての負担軽減につながり、自身の時間を確保しやすくなる点です。
出産したあとすぐに、ママは産後検診や母乳外来などで病院受診しなければいけません。そのような際に家で赤ちゃんの面倒を祖父母に見てもらえる環境だと、親にとっては非常に助かるでしょう。
また、経験方法な親に子育ての手技を教えてもらえる点もメリットと考えられます。助産師さんなど病院スタッフに教わるより、遠慮なく子育ての手技を学ぶことが可能です。
「孫育て」でおじいちゃん・おばあちゃんが不安を感じるポイント

孫育てのメリットを解説してきましたが、一方で祖父母にとっては孫育てをおこなううえで不安を感じるポイントが存在します。
- 体力的な衰えから、孫育てがおこなえるか心配
- 子育てをしていた時期からブランクが空き、手技を忘れてしまっていないかという不安
- 親の子育てに口を出してしまい、関係性が悪化しないか心配
- 孫育てに時間や労力を奪われ、自身の時間が確保できなくなる不安
- 自分だけで面倒を見ている間、何かトラブルが起きた際に責任が取れないという不安
自身が十分な孫育てをおこなえないのではという不安や、なにかあった場合にどうしようという心配の声が多いようです。
また、意外に多いのが、自分の時間を奪われるのではないかという不安の声。2020年1月の「PR TIMES」の記事では、孫がいる50代~70代の女性を対象におこなった「孫育てに関する意識調査」のアンケート結果が掲載されており、自分のために時間を使いたいと感じている祖母が9割以上存在することがわかりました。
孫の面倒を見ることを、誰もが喜びと感じる訳ではないことは、把握すべき事実といえるでしょう。
「孫育て」に役立つおすすめグッズを紹介!

ここでは、おじいちゃん・おばあちゃんの「孫育て」に役立つおすすめグッズを紹介します。
可能な限り負担を軽減したいと考える方は、ぜひ参考にしてください。
DockATot(ドッカトット) デラックス Deluxe+ ベビーベッド

DockATot(ドッカトット)のベビーベッドは、「ママのおなかの中」を再現した、抜群の寝心地を誇るベビーベッドです。
最大の特徴は、コンパクトなサイズ感。リビングや寝室など、あらゆる場所で寝かしつけることができ、赤ちゃんが寝ている状態でも簡単に持ち運びできます。
ベッドに持ってこれば安全に添い寝も可能。ほかの部屋に用事がある場合に、赤ちゃんを抱っこして起こしてしまう可能性を抑えられるため、活躍の幅が非常に広いベッドといえるでしょう。
LARUTAN ボトル ミルク ウォーマー

孫育てでミルクを飲ませる必要がある場合は、ミルクウォーマーが活躍します。
ミルクウォーマーはその名の通り、ミルクを温めておくことで赤ちゃんがおなかが空いて泣いてしまった際に、すぐにミルクをあげることができる機械です。
操作は簡単、ミルク入りの哺乳瓶をセットして電源をつけ、モード選択し温度を設定するだけです。冷蔵庫で作り置きしたミルクを温める場合、およそ10分程度で38度まで温められます。
離乳食を温める際にも活用でき、活躍の幅が広くコストパフォーマンスの高い機械といえるでしょう。
NUK ヌーク おしゃぶりスペース

ヌークのおしゃぶりは、授乳中のママの乳首と同じ形で設計されています。
人間工学に基づいて赤ちゃんの顎にフィットするよう設計されており、あごや歯に余計な負担をかけないため、オーラルケアや口腔ケアに役立ちます。
なかなか寝かしつけられない赤ちゃんの面倒を見る際に、ヌークのおしゃぶりは大いに活躍するでしょう。
まとめ:孫育ては負担にならない範囲で取り組もう!
今回は、おじいちゃん・おばあちゃんが孫育てをおこなう際のメリットや不安要素、負担を軽減するおすすめのグッズを中心に解説しました。
孫育ては祖父母にも、子育てする親にもメリットがある行為ですが、負担が大きくなることでトラブルに発展する恐れも秘めています。
本記事で紹介したグッズを活用し、孫育てを負担なく楽しんで取り組みましょう。大変ななか得られる孫育ての経験は、自身の子育てとはまた違った幸福感をもたらしてくれるはずです。
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