こんにちは、ヨシダ課長です(^^)/
今回は高齢者向けの見守りキーホルダーをご紹介します。
近年、高齢化の時代背景により認知症高齢者による独り歩きの件数も増えてきています。
独り歩きを未然に防ぐことも重要ですが、独り歩きしてしまった際に早期発見するための準備も必要です。

高齢のご家族と離れて過ごしており、見守りの方法を模索している方、認知症などで独り歩き・徘徊の心配がある方には、キーホルダーを使った見守りの方法は非常にお勧めです。
キーホルダーを使った見守りの方法とは?

認知症高齢者の見守りの方法はいくつかありますが、今回おすすめするのはキーホルダーを使った方法です。
杖やバッグ、財布といった普段持ち歩いているものにキーホルダーをつけることで、万が一行方不明になってしまった際、遠くで警察に保護されたり親切な人に声をかけてもらった時に、認知症による独り歩きをしてしまっていることを周囲に気づかせる役割を果たします。
書いてある内容は使っているサービスや商品によって異なりますが、登録番号や電話番号、住所などの個人情報が書いてあることが多いです。
それを見つけた方がご家族や住んでいる自治体に連絡することで早期発見に繋がるケースも増えてきています。基本的にはキーホルダーを持ち歩くだけなので費用や手間がそんなにかからず、他の見守りサービスと併用しやすい点もおすすめポイントのひとつです。
高齢者見守りキーホルダーおすすめ商品をご紹介!

それでは早速、高齢者のみまもりにおすすめのキーホルダーをご紹介します。
・高齢者が普段必ず身に着けているものに付けやすいものを選ぶ。
・周りの人が気づきやすいデザインのものを選ぶ。
・高齢者本人にとって抵抗が少ないものを選ぶ。
キーホルダーを選ぶ際に重要なポイントは上記のような点が挙げられます。
実際に独り歩きが起こってしまった時にキーホルダーを身に着けていることが重要です。私が自治体職員として高齢者福祉の分野に勤めていた頃、認知症の方が行方不明になってしまった際には、財布も携帯も持たずにふらっと出かけてしまうパターンも多くありました。極端な例では靴も履かずに出かけてしまった事例もあります。
しかしそんな状況でも、家族からもらったぬいぐるみだけは肌身離さず持って行っていたという方もいらっしゃいました。常識的に考えて持っていくだろうという物は忘れてしまっても、思い入れのある物は無意識に持ち歩くことがあるので、そういったものにキーホルダーを付けることができればベストですね(^_-)-☆
救急QR 高齢者の徘徊・子供の見守り・緊急用キーホルダー
Amazonで注文できる見守りキーホルダーです。
価格も良心的でサイズ感も邪魔にならないくらいのちょうど良い感じです。

カバンに付けるとこんな感じです。
この商品の特徴は「QRコード」を活用していることです。このQRコードがスマートフォンなどで読み込まれると、氏名、住所、連絡先、主治医、持病(糖尿病や高血圧など)や服用薬など、予め登録しておいた情報が表示されるようになっています。
また、それと同時に、ご家族などの連絡先へQRが読み込まれた日時を知らせるメールが自動的に送信されます。 そのメールに記載されたリンクをタップするとQRが読み込まれた場所の情報が表示されます。
この「QRコード」を用いることで個人情報をダイレクトにキーホルダーに表示しないで済む点が一番のメリットだと個人的には思います。個人情報が前面に出ているキーホルダーをつけることは高齢者本人も嫌がるかもしれません。その点では非常に身に付けやすい設計になっています。
利用可能な期間は登録してから10年間です。その間は月額料金なども発生せず変更が無ければ登録の更新の必要もないため手間が省けます。
また、QRコードの画像はインターネットからダウンロードできるため数に限りなく印刷等の複製ができます。 シールなどにして財布などの持ち物に貼ることで紛失・忘れ物防止にも利用が可能です。個人個人に合った使い方ができるのも魅力ですね。
高齢者の見守りにキーホルダーを活用している自治体も
住んでいる自治体によってはキーホルダーを活用した認知症高齢者の見守り施策を実施している地域もあります。


上の写真は板橋区で登録をすることで配布されるキーホルダーです。
緊急連絡先や医療情報等を区に登録することで、万が一行方不明や外出先で倒れたりした際にこのキーホルダーの情報を見た発見者や保護者から連絡が入り、ご家族につなげたり医療情報を提供したりすることが可能となります。
板橋区では対象の要件を満たせば無料で登録ができ、キーホルダーを貰えます。他の自治体でも行政施策として実施している内容のものであれば無料あるいは低価格でサービスを受けられることが多いため、住んでいる自治体に高齢者の見守りサービスはどういった内容が受けられるのか問い合わせてみるのが良いと思います(^^)/
キーホルダーを使った見守り以外の方法
今回ご紹介したキーホルダー以外にも、認知症高齢者の見守りには次のような方法があります。
・自宅にセンサーやカメラを設置する「非接触型」の見守りサービス
・お弁当の配達サービス等を用いた「接触型」の見守りサービス
・スマートフォンのアプリを利用した見守り
・GPS端末を用いた早期発見の準備
・地域との繋がり・コミュニティ作り
このように様々な方法が考えられるため、複数の商品やサービスを併用して活用するのがおすすめです。準備しておくに越したことはありません(^_-)-☆
経済面を心配される方もいらっしゃると思いますが、自分の住んでいる自治体が行っているサービスを上手に利用していくことで費用を低く抑えることができます。
迷ったり悩んだりしたら、遠慮せず住んでいる自治体や専用の相談センターに問い合わせてみてください(^^)/きっと力になってくれるはずです!!
また、キーホルダーを使った見守り以外の方法については別の記事で詳しく解説しているため、こちらも是非ご覧ください。
まとめ
今回は、独り歩き等で行方不明の恐れがある認知症高齢者の支援をするご家族向けに、「キーホルダー」を使った高齢者の見守りについて解説し、おすすめの商品を紹介しました。
キーホルダーを使った見守りは比較的コストも手間もかからず取り組めるおすすめの方法です。
かといって、高齢者本人の意向を無視したり、こっそり気づかれないように取り入れたりするのはお勧めできません。トラブルのもとになりますし、いざという時の有効性が失われてしまう可能性もあります。
本人としっかりお話ししたうえで意思を尊重し、一緒に見守りの方法を考えていきましょう(^_-)-☆
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