みなさんこんにちは、ヨシダ課長です。
本日は100円ショップダイソーが取り扱っているエンディングノート「もしもノート」についてご紹介します(^^♪
そもそも終活ってなんだよ!エンディングノートってなんだよ!!という方は、別の記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください(^^)/

筆者は、過去に自治体の介護福祉担当部局で4年間働いていましたが、
その時に「終活」の重要性を学びました。
今回はその経験を踏まえて解説していきます。
ダイソーの「もしもノート」をおすすめする理由

はじめに、私がもしもノートをおすすめする理由についてご説明します。
実はこの「もしもノート」、筆者が自身の祖父に「終活」を勧めるときに実際に利用したものだったのです。
私の祖父は数年で元気な状態から要介護状態に進行してしまい、家族と話し合い祖父に終活を勧めることとなりました。
筆者は過去に自治体の介護福祉担当部局で4年間働いていた経験があるため、その時の経験を活かし、「自分の家族に必要な時が来たら力になりたい!」なんて思っていたのですが、いざ自分ごとになると何から始めたら良いのか、エンディングノートはどんなものを選んだら良いのか、悩むことだらけでした。
無料から有料のものまで色々調べた結果、ダイソーの「もしもノート」を勧めようと決めて、実際に記入していきました。今ではこのノートを選んでよかったなと感じています。
そんな「もしもノート」を実際に利用した私が、おすすめのポイントをご紹介します。
おすすめポイント① 価格が安い。
まず第一にこれ、100円ショップの商品なので「価格が安い」んです。
「もしもノート」はジャンル分けされており、全部で5冊に分かれています。5冊すべて買い揃えても500円ちょっとの出費で収まります。中身を見てみて内容が不足していたり、合わないかもと感じても経済面のダメージが少ないためまた次のノートを探すことができます。
コスパ面のメリットは取り組みやすさにも繋がりますね。
おすすめポイント② 自分に必要な内容を取捨選択できる。
「もしもノート」は5つにジャンル分けされています。
・じぶんノート
・けんこうノート
・おかねノート
・おつきあいれんらくノート
・うちの子ノート
エンディングノートは絶対にすべての事柄を記入しなければならないなんてことはありません。終活を始めてみようと思ったのには理由があると思います。まずは必要だと思う項目から始めていけば良いのです。
筆者の場合は、祖父が一人暮らしをしていたのですが、認知機能の低下から要介護状態へ移行し老人ホームへ入居することとなりました。そのため祖父が一人で住んでいた家の処分を進める必要があったのですが、エンディングノートを書いてもらうことでこれまでの祖父の生活や大事にしているもの等が少しずつ分かるようになり、スムーズに事が運びました。
そのため、最少は「しぶんノート」の作成から入りました。その後エンディングノートの有効性を祖父も私たち家族も実感し、他のノートの作成も少しずつ進めていくことができました。
書き進めやすいデザイン
もしもノートは1冊あたりおよそ30ページくらいの分量で、絵や図などをたくさん用いたデザインとなっているため書き進めやすい作りとなっています。
しかしながら、割と細かい内容まで網羅しており、1,000円~2,000円くらいで市販されているエンディングノートと遜色ない充実度だと感じます。
私の祖父も普段からそんなに筆まめではないのですが、3日ほどで1冊さらっと書き上げていました。書くこと自体にそんなに負担感は無いようにも感じました。
骨太なエンディングノートにトライしてみるもの良いですが、書くのが苦手な方は途中で投げ出してしまうこともあるかもしれません。本自体がジャンル分けされていて、適度に完成という「達成感」が味わえるもしもノートはお勧めです。
ダイソーの「もしもノート」の内容をご紹介
ここからは「もしもノート」の内容について詳しくご紹介します。
なお、5つの種類のうち「うちの子ノート」に関しては筆者が使用していないのもあってここでは紹介を省きます。
じぶんノート

「じぶんノート」はその名の通り自分のことを掘り下げて書いていく、プロフィールの要素が強いノートです。

老人ホームの入居手続きの際に記入するような個人情報だけでなく、本人が好きなこと・嫌いなことなど深く掘り下げて記入していきます。
よく理解しているつもりの家族でも、「初めて知った」という新しい発見が多く見つかることでしょう。

これまでの来歴についても詳しく書き込めるようになっています。
これまでの自分の人生を振り返り、今後について考えるきっかけにもなるかもしれませんね。

お気に入りのレストランや食べ物、ブランドなど書き込めるページもあります。
私はこの情報を参考にして、祖父の好きなものを差し入れしていました。
ここに書き込まれた内容は、祖父の長女である母親も知らないことばかりでした。

本人のもしもの時のことも書き込めるページもあります。
ここに書いてもらう内容は、いざ本当にその時が来たら家族の負担軽減に繋がる大事な事柄です。
普段からパソコンやを使っていた方にはSNSのことや交わしていた契約のことまで書き込めるようになっています。「もしもノート」は2021年に発売された比較的新しい商品なので、ネットを使う高齢者にも焦点を当てた内容となっていますね。
おかねノート

「おかねノート」は自身の経済状況や持っている資産、借金などの情報を書き込めるノートです。
ここに書いてもらう内容は特にご家族の負担軽減に繋がる情報だと思います。普段の会話の中でなかなか聞きにくい内容だと思うので、エンディングノートを通して情報を共有するのが良いと感じます。
ただし、それだけ重要度の高い個人情報が含まれるため、取り扱いには注意してください。





一部の内容を写真でまとめて紹介しました。
本人にもしものことがあったとき、本人のお金を本人のために使えるようにしておくために、こういった情報を家族が事前に知っておくというのは大変重要なことです。
また、死後の手続きのことを考えてもこのノートがあれば非常に助けになります。
5つのジャンルのなかで最も実用的な内容かもしれませんね。
けんこうノート

「けんこうノート」は自身のからの状態、持病や薬の状況について詳しく書き込めるノートです。
健康状態に関する内容は通院の付き添いなどでご家族は既に持っている内容が多いかもしれません。他のジャンルのノートに比べると新しい発見は少ないかもしれませんが、一歩より深いところまで健康状態を把握することができます。


普段の生活を健康面から詳しく書き込めるページもあります。老人ホームの入所を検討する際、こういった情報を施設の方に詳しくお話しできれば、これまでの本人の生活を尊重したうえでこれからの生活を支援してくれると思います。

もちろん、既往歴についても書き込めます。いつ頃発症したかなど分かれば、かかりつけの先生が変わった際にも役立ちます。

入院し時に持ってきてほしいもの等を書き込めるページも存在します。筆者の家族も祖父が入院した際、後からあれが足りないこれが足りないと何度も家と病院を行ったり来たりしていました。
あらかじめこの内容を書いてもらっておけばそういった負担も少なくなります。
おつきあいれんらくノート
「おつきあいれんらくノート」は本人の親族関係や交友関係を書き込むノートです。


上の写真のように親族関係図も細かく記入できるようになっています。
普段介護している家族が知らない情報も見つかるかもしれません。


家族の情報以外に、付き合いのあった友人関係や所属していたサークル、老人会、クラブなどの情報も書き込めるようになっています。
よく聞くのが、本人にもしものことがあったとき葬式に誰を呼んだら良いのか分からない・・・というご家族の悩みです。
本人がお世話になった人たちでも、家族がそれを把握していなかったら亡くなったことを後から知らされるケースもあります。生前の付き合いが深ければ、無念に思うはずです。そういったことが無いように、「おつきあいれんらくノート」に書き込んでもらって把握しておきましょう。
まとめ
今回は「もしもノート」についてご紹介しました。
エンディングノートは近年の高齢化の背景から需要が増大しており、様々な内容のものが市販されています。また、住んでいる自治体によってはホームページ上でデータを無料配布している地域もあるため、そういったものをダウンロードして利用するのも一つの手段です。
今回の記事を参考にしていただき、自分たちに合った内容のエンディングノートを選んで、「自分らしい終活」をしていただけたら幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました(^^)/
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